気になる4つのニュース

欧米では直接支払制度の見直しの時期に来ている。つまり導入後の実績について議論可能なレベルに達したということだろう。見直しでも実績ありきの見直しでうらやましい限りである。

市場を歪め、兼業農家のフリーライドを容認する価格支持政策から、真に支援の必要ある将来ある農業者への支援を目指す所得支持政策への転換は日本では未だ始まったといえるレベルにはない。結局、組織化ありきのためJAが強くなるのもしょうがない。

1.農業も物も技術もみな海外移転(=農業空洞化の推進)

三井住友銀、インドネシアで農業支援 秋田の企業と組み :日本経済新聞

2.当然こうなり、それをさらに進める

農業産出額、前年比7.2%減 山形県 | 河北新報オンラインニュース

3.これで儲かるのはUglyビジネスのみ

http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=36067

4.そして

diamond.jp

電子立国を目指した日本だが、国産OSの芽をつんだり、半導体産業を崩壊に導いたり、政府は何をやりたいんだろう。次は農業ということだろうか。土地を転がしたいのだろうか。

どのみち、善意をもって経済政策を進めようとしても、結局、政党を支持する特定産業の利益を図り、結果農業もその産業も衰退する。ゾンビ企業ならぬゾンビ産業をつくりたいということか。天下り先を確保するためにも。